日時:2016.10.21(金)19:00~20;30
場所:上智大学ソフィアンズクラブ
参加者:計6名
輪読箇所:『新版 カウンセリング心理学』第3章「カウンセリング心理学の独自性」
今回は、声を出して章のすべてを輪読でき、読後10分程度各自で黙読をしました。その後、一人ずつコメントを述べていただき、振り返りの時間を持つことができました。以下、参加者の感想・意見の中から少し抜粋します。
・61ページ「人は統合された1つの総体的存在である」の箇所を読んで、1人の人の様々な側面の一部分だけを見がちな自分に気づいた。
・臨床心理士とカウンセリング学会の人の違いを考えさせられることが多い。カウンセラーは良い所に着目し、臨床心理士は異常性に着目するという感じがする。
・69~70ページ 臨床心理士との違いは?といざ聞かれるとはっきり答えられなかったが、何に焦点を当てるか、個人を見る角度の違いだとわかった。
・響く言葉がたくさんある。リハビリでは「失った能力を数えるな、残った能力を最大限活かせ」と言われるが、カウンセリングと通じていると思った。
・65ページ 自分はカウンセリングはすべての人間関係の土台だと思っていたが、「カウンセリング」は人間関係以上のものである…」の箇所を読んで、混乱している。
・75ページ “カウンセラーとの相違が不明確になってきている専門職分野”の箇所について。「クライエントの持っているストレングスをエンパワメントする」ことがソーシャルワーカーの仕事だと習った。ソーシャルワークとカウンセリング、それぞれの目的や価値観についてはまだまだ自分の中で明確になっていないと感じている。
今回の箇所は一度読んだだけでは咀嚼しきれないので、次回までに各自で読み直しておけると良いと思いました。
次回の東京地区輪読会
11月25日(金) 19:00~21:30(18:45受付開始)
参加費500円(HSD研究会員以外は1000円)
場所:上智大学ソフィアンズクラブ
輪読箇所:第4章「多様化するカウンセラーの機能と働き方」