2018年度 第3回 東京地区輪読会 報告


場  所:新宿ダイカンプラザ 貸会議室

輪読箇所:『創造的に生きる』(小林純一 著  金子書房)

第4章 生命の尊さ

第5章 人を大切にするとは~人権を守るということ

第6章 若者のためのカウンセリング

参 加 者:4名

 

 

この本は1年間で輪読するにはかなりボリュームがあるため、第3章は各自で読むことにして、今回は4・5・6章を読みました。以下、参加者が注目した箇所やコメントです。

 

・51p 現在の家庭生活には人間と人間との真実の対話がない

…この文が書かれたのは40年以上前だが、当時から家族間の希薄な関係を問題視されていた小林先生の鋭さに驚き、対話の重要性を再認識した。

・53p 対話とは、自己を開いて真実の自己を相互に伝え合う過程である。対話によって相互の信頼が生まれる。

・69p 人間という存在は人間関係を通してのみ成長することができる。

・69p カウンセリングの目ざすところは、クライエントの人間としての成長にある。単なるクライエントの問題解決を与えることではない。クライエントの人格的成長によって問題解決が生まれてくると考えるのが妥当である。

 

小林先生がカウンセリング講座を立ち上げて広く社会人向けに門戸を開いたのは、対話のできる場所を創りたかったからではないか。

 

 

次回は8月17日(金)18:45~20:45

第8章 老人のカウンセリング です(第7章は各自でお読みください)。

場所は新宿ダイカンプラザA館1021号室(前回と同じ場所)です。

輪読会メンバーは随時募集しております。月に1回の情報交換の場にもなっていますので、お気軽にご参加ください。

お知り合いにも是非お声掛けいただけますようよろしくお願いいたします。

(参加費  会員:500円 非会員:1000円)