第9回東京地区輪読会が開かれました


東京地区 2017年度 第3回 輪読会
日時;2017.6.16(金) 18:45~20:45
場所:新宿ダイカンプラザB館904(貸会議室)
輪読箇所:『カウンセリング序説』第3章“カウンセリングにおける受容‐A諸理論とその受容感”
参加者:6名

参加者の感想(抜粋)
・これだけいろいろな専門家がいろいろなことを言っているぐらいだから、私達は自分自身が「受容」を
どう捉えるか考えておかないと、ぶれてしまってカウンセリング自体がうまくいかなくなりそう。
クライエントもいろいろだから、クライエントによって意識的に行わないと、と思った。
田所先生が「受容とは他者を自分とは違う個性だと認識すること」、とおっしゃっていた。

・以前に読んだことを思い出した。53ページ「受容は、人間への愛であり・・・実存的問題」は、小林純一先生の本質だと思う。理論ではなく「態度」、という箇所(ロジャーズについての部分)も印象的。

・56ページ、ウィリアムソンの“カウンセリングは考える関係である”は新鮮。ロジャーズの理論でわかりやすくてほっとした。精神分析は驚きだった。

・小林先生は結局、ロジャーズ以外の専門家の部分では批判のあとに自分の理論を述べているような気がする。ウィリアムソンの理論は日本の道徳に近い。エリスは受容をバッサリ切っている。ミラーとドラードの実験心理学は小林先生はお好きでないのかも。

・55ページ「積極的関心と受容とはどのように違うのか・・・このような混乱または錯覚に陥っているカウンセラーも少なくない」の部分は、今の自分と考え合わせて、そのとおりだと思った。

☆次回7月7日(金)18:45~20:45 新宿ダイカンプラザA館 322号室(6月とは道を挟んで向かい側のビルです)

74ページ「B受容の本質」を輪読します。初めての方もお気軽にご参加ください。