第8回東京地区輪読会が開催されました


東京地区 輪読会  2017年度 第1

   日時:2017.4.21(金)18452045

   場所:新宿ダイカンプラザA館 11階会議室

 

輪読箇所:『カウンセリング序説』(小林純一 著  金子書房) 第1章 カウンセリングと人間観

 今回からは原点に立ち返り小林純一先生の書かれた書物を輪読し、人間学的・実存的アプローチの根底に流れる人間観を味わい、深めていきたいと考えています。

会場の確保がなかなか難しく、新宿の貸会議室11階で都会のネオンと喧騒をバックにしての輪読会となりました。参加者は6名でした。以下、意見や感想の抜粋です。

・小林先生の根底には哲学があり、それがカウンセリングにつながっているのだと今、この年齢になって読み返すことで感じている。実存的、というのがどういうことなのか。深い世界だと思う。

・小林先生は頭のいい方だなあと思った。哲学・心理学が小林先生の言葉として書かれているこの考えたが自分も好きである。

p1819「勇気」という言葉が印象深い。今から40年近く前に書かれた本だが、当時から「不安の時代」「無気力の時代」と言われる世の中だったことも驚きだった。

p27「人間学的・実存的アプローチは・・・つまり人と人との出会いという概念である。・・・」という文章を見た時、先生がMLTに込められた意図はそういうことなのかな、と感じた。

・カウンセリングにおけるカウンセラーの役割について小林先生の考え方が迷うことなく端的に記されている。

・一人ではなかなか読み進めるのが大変だが、声に出して読むこと、メンバーの音読を聴くことで頭に入りやすくなる。

 

【次回のお知らせ】

519日(金) 18452045

新宿ダイカンプラザB館 605号室

新宿区西新宿7-10-17

☆新宿駅D5出口より徒歩30秒  4月の場所の近くですが、違う建物です。