第7回栃木地区輪読会が開かれました


恒例の輪読会を2016年11月24日(木)に行われました。参加者は6名でした。

だんだん参加人数が少なっていくようですが、あと数回、ふるってご参加ください。

発表者から感想をいただきましたので、紹介いたします。

村山さん

「不登校が3ヶ月続きカウンセリングを受けるにも生活リズムが整える事が難しいCLに対しCoは私設の心理教育研究所という面接時間枠について柔軟で緩やかな契約が可能で有った事が効果的にカウンセリングが上手く行った事例と言える。

 又著書の中で「緩やかな契約で仕事をしている事は、カウンセラー側が過剰に関与してしまうと言う明らかな危険が伴う、従って経験の浅い臨床家は此を避けるべきである」と書かれていますが、私にはCoが聴きたい事を訊ねるのではなくCLが話したい事を聴かせて頂く姿勢が大切なではと感じました」

 

相澤さん

発表テ-マは「グル-プアプロ-チにおける二つの無条件の積極的関心」。

著者が実際に体験したエンカウンタ-でのエピソ-ドを例に挙げ、分かりやすい部分もありましたが、難しい表現も多く、内容を頭の中で整理するのにペ-ジを行ったり来たりと、何度も読み返しました。

エンカウンタ-は自分が参加者として何度か体験したことがあるので、参加者の立場でイメ-ジして読むことが出来ましたが、著者はファシリテ-タ-の重要性についても述べており、「理解されないメンバ-」と「理解できないメンバ-」の両者の味方になり「つなぐ」、ファシリテ-タ-自身の葛藤など、読み返す中で何度も新しい発見がありました。

意見のまとめでは、皆それぞれ職業などいろいろな立場がありますが、立場ではなく、大切なのは人間と人間の関係、やはり信頼関係!というところで≪一致≫しました。

輪読会では、参加者の皆さんのいろいろな意見を聞くことができ、自分の視野が広がりました。

1人で読むだけはできない体験だと感じました。

 

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