第2回栃木地区輪読会が開かれました


日時:2017.11.23(木)

出席者 :6名
輪読箇所:『feelingをベ-スとする共感的理解』(永野浩二 著)

*以下、参加者が注目した箇所や感想を2名分掲載します。

・「feelingをベ-スとする共感的理解 永野浩二 著」を担当しました。共感的理解には内容の理解だけでなく、内容についての感じfeelingへの理解が重要であること、そしてクライエントの内面のごく一部にだけカウンセラ-が共感してしまうと、全体的なプロセスは停滞してしまうことなどが書かれた内容でした。フェシリテ-タ-をして下さった田所先生の「理解したいと共感したいは別」という言葉はとても印象に残りました。

・『見立てという行為と共感的理解』について 学んだこと。
《見立てを行う》とは、CLの状態を俯瞰してみるということ。見立てを行う際に用いられるチャンネルの一つ、「観察」では、アセスメントをする際の病態水準を見るのは大切である。また、面接時や前のときとの変化は重視したい。
「傾聴」では、Coが自身の価値観や経験に基づいて考える、ということがあるため、逐語記録等で振り返る作業が大切になる。
《共感的理解》とは、CLを理解しようとし続けることであり、ここから《見立てを行う》のである。